ミセバヤ日本産種は瀬戸内海の小豆島産の耐寒性の多肉植物で、春から夏にかけて花茎を伸ばし、粉白色を帯びた3枚の丸い葉が茎を囲んで付き、秋の初に、長い雄しべがふんわりとした球状の花序を造り、淡紅色の小花をつけます。群生する茎は枝分かれせず、長く伸びます。円盤状の青緑色の葉は周囲がピンク色に色付きとっても美しい姿です、日本で古くから栽培され、古典園芸の一つになっています。秋の終わりに紅葉し、春を待つ冬芽も淡緑色で美しい姿、周年の観葉鑑賞植物です。下垂する草姿は和風の雰囲気で、古くから鉢植えとしての利用もされています、庭石の縁取り植えにも利用されています。品種的な近似種に複数の存在があるようです、北海道の日高・十勝地方の小形で赤桃色の花のヒダカミセバヤ北海道とサハリンに自生、冬も地上茎が残るカラフトミセバヤ、白緑色の花の付くツガルミセバヤなおこの品種の花色には個体的に紅色の花色の固体も存在しているようです、北陸産とされる、葉型は卵形で花色が淡紅色の越中ミセバヤ等があり、園芸種として栽培流通しています、が品種的な混乱流通も確認されます、一般的に草丈15〜30cmで開花の時期は9〜11月頃頃です。属名の「ヒロテレフィウム(Hylotelephium)」は、ギリシャ語の「hyle(森」」と「telephion(多肉植物、または多汁植物)」で、森の中でも生える植物の意といわれます。または『ギリシャ語の「tele(hylo(=森林)とtele(=遠い)philos(=愛)の合成語で、昔、この属の1種を別れた恋人が戻るようにとのおまじないに用いたことによる。英名、花が10月頃に咲くことから「10月の妖精、または10月の沈丁花」という意である「October daphne(オクトーバー ダフネ)、October plant(オクトーバー プラント)」です。和名の「ミセバヤ(見せばや)」は、深山でこの花を見つけた高野山の法師が「君に見せばや(見せたいものだ)」と、歌の師、冷泉為久卿に文を添えたことがはじまりだとされます。別名は、垂れた枝の先に玉のように小花を咲かせる(花を毬の玉、茎をその緒と見立てた)ことから「タマノオ(玉の緒)」とも呼ばれます。
購 入 時 名 札 表 記 | 草 姿 花 姿 特 徴 リ ス ト 説 明 な ど | 在は在城栽培品種 空欄は未入手入手希望品です |
品種特定の独断記録 高芽発現茎葉型 |
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タカスソウ | ア27 | 花がミセバヤに似ていると独断。北樺太産 青白のロゼット葉、ピンク花 | 在 | |
本性品ミセバヤ | 小豆島の自生品開花は10月〜11月遅い特徴がある。 | |||
ミセバヤ小豆島産 | イ27 | 本源本種小豆島産種個体。 | 在 | |
カラフトミセバヤ | 蝦夷ミセバヤの呼称 小型種・対生互生葉。 | |||
カラフトミセバヤ | ア27 | エゾミセバヤの母種で樺太産戦前からの保存品、小葉、小型、紅紫花 | 在 | |
白花カラフトミセバヤ | ア27 | 樺太産の白色花種 | 在 | |
カラフトミセバヤ北海道産種 | イ27 | 北海道の生産業者からの供給品を選別して販売の模様。 | 在 | |
小型赤花カラフトミセバヤ | ||||
赤葉カラフトミセバヤ大型 | ||||
カラフトミセバヤ矮小固体 | カラフトミセバヤの地域変種矮小固体。 | |||
カラフトミセバヤ 大葉・小葉 | この区分けについても変種扱いの園芸店が存在してますが栽培の環境変化の可能性が強く感じます。 りき丸談 | |||
夕張ミセバヤ | 26 | 夕張岳に自生のカラフトミセバヤの変異種 多肉が強くなり赤みが強く茎も短い。 | 在 | |
ユウバリミセバヤ | 夕張岳産品。 | |||
ユウバリミセバヤ(夕張、ヒメミセバヤ、ゴケンミセバヤ) | ||||
ユーバリミセバヤ | ア27 | 名札記載の文字ユーバリにて記録します。 | 在 | |
津軽ミセバヤ | 26 | 青森〜秋田の自生域で大型サイズ葉は卵形受け葉縁にギザ明るい葉色、白緑花。 | 在 | |
桃花ツガルミセバヤ | イ27 | ツガルミセバヤの花色が白桃色の固体。 | 在 | |
越中ミセバヤ | 26 | 富山県ミセバヤの変種やや大形卵型葉縁の紅が鮮やかに乗る。 | ||
エッチュウミセバヤ | イ27 | 小豆島産の固体の古い時代の変化品種個体。 | 在 | |
日高ミセバヤ | 26 | 小型種対生互生縁のギザギザ開花期が9月〜10月開花。 | 在 | |
ヒダカミセバヤ | ア27 | 日高地方産の典型種 | 在 | |
赤葉ヒダカミセバヤ | ア27 | 様似産種エゾミセバヤとの自然交雑種、成長期の赤色が強く現れる。 | 在 | 高芽発現確認 |
赤花赤軸白肌ヒダカミセバヤ | イ27 | 日高地方の赤花・赤軸・白肌の固体。 | 在 | |
日高ミセバヤ白肌系 | 日高ミセバヤの変種とされる園芸店が存在も栽培環境による変化姿と思う。 | |||
本性品ヒダカミセバヤ白肌白雪系 | イ27 | 日高地方の白肌・白雪系の固体。 | 在 | |
国後ミセバヤ | 葉の詰まり良く肉厚葉 花期は8〜10月 | |||
アポイミセバヤ | イ27 | アポイ岳自生種高芽を発現し易いのが特徴か ? | 在 | |
カラス葉ミセバヤ | 葉っぱも茎の色合も紅紫の非常に濃い色合を持つ 品種来歴不明品。 | |||
カラスミセバヤ | 27 | 茎も葉っぱも濃い紫紅色 | 在 | |
中斑入りミセバヤ | 26 | 中斑柄の芸品で品種来歴としては越中に白黄色の中斑柄品現物観察。 | 在 | |
斑入りミセバヤ本斑ミセバヤの縞 | イ27 | 小豆島産のミセバヤの変異個体古い時代に発現白い斑柄縞斑や覆輪 幽霊葉。 | 在 | |
本斑 大覆輪ミセバヤ | イ28 | 超大覆輪柄ミセバヤの究極の本斑と思います。しかし、時には超派手柄の葉緑体の消失で幽霊芸の発現もミセバヤの縞からの変化進化芸。 | 在 | |
覆輪ミセバヤ(エッチュウミセバヤの可能性) | 紅覆輪柄の芸品ですがミセバヤの一般柄とも思える品種来歴不明品 | |||
ヤマトミセバヤ | 奈良県産の最新発見種空中湿度崖の風通し日当たりの良い所下垂の姿 | |||
十津川ヤマトミセバヤの親 | 近代の発見品奈良県十津川村産とされる一群。 | |||
十津川ヤマトミセバヤ朝の大型種 | 同上 | |||
十津川ヤマトミセバヤ朝の中型種 | 同上 | |||
十津川ヤマトミセバヤ朝の小型種 | 同上 | |||
エゾミセバヤ | ||||
エゾミセバヤ(竜門産) | ア27 | 日高竜門での採集品、二風谷産種とほぼ類似共通。 | 在 | 高芽発現確認 |
不明無名H26 | 26 | 枝分かれと高芽発現。 | 在 | |
不明無名H26 | 26 | 茎の姿と葉っぱの形小豆島産??。 | 在 | |
こんなミセバヤ | 28 | 外見的には鋸歯の現れないタイプ???観察開始。 | 在 | |
こんなみせばや | 28 | 紅の覆輪の乗るタイプ、エッチュウミセバヤと推定?観察開始。 | 在 | |
バートラムアンダーソン(カラスミセバヤ) | 28 | 洋種の交配の銅葉種 | 在 | |
対生・三輪生・四輪生 | 28 | 参照株として欲張り紅の覆輪クッキリ、エッチュウミセバヤと推定外観より。 | 在 | |
中斑ミセバヤ | 28 | 中斑柄種の四輪生確認株入手 | 在 | |
クナシリミセバヤ 小葉 | イ28 | .ヒマラヤ、中央アジア、シベリアに分布アルタイヤミセバヤ系カラフトミセバヤの変種か?(平成25年)初導入今後の研究個体の入城株です。 | 在 | |
クナシリミセバヤ 大葉 | イ28 | .ヒマラヤ、中央アジア、シベリアに分布アルタイヤミセバヤ系カラフトミセバヤの変種か?(平成25年)初導入今後の研究個体の入城株です。 | 在 | |
H28ヒダカミセバヤkobe | 28 | H28年5月26ヒダカミセバヤ神戸より購入の軸色赤く対生はで葉っぱの縁に紅乗り | ||
ミセバヤ葉の付けによる考察 | がメラ姿 |
輪生(りんせい)三輪生 H27年に購入した本源本種とされる小豆島産の個体で、H28年4月3日のがメラ姿です、現在栽培している輪生品はこの小豆島産並びに白黄色の中斑柄の二品種で確認しています。。 |
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対生(たいせい) H27年に購入したツガルミセバヤの個体で、H28年4月3日のがメラ姿です、ツガルの桃花、樺太、日高、北海道竜門産等小豆島と中斑以外の栽培品は対生に成っています。 |
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通常変化品なら中間の姿を持つものも現れますが、対生と輪生の中間の姿は 栽培二年目未発見です お持ちの方がいれば一報また画像提供してください。 | 江戸の昔からの栽培品古典園芸日本の文化 しかし 疑問課題の残る 解析と探求の面白い ミセバヤ。 |